CMOSに後進を譲る前の感慨深く鮮やかな世界を切り取れるカメラ。
思わず2台買ってしまった名機で撮った写真たちです。
ニコンD200の概要
2005年の12月16日にニコンより発売されたハイアマクラスのデジタル一眼レフです。
各部にシーリングが施されていて防塵防滴になっていて雨の日でも問題ありませんでした。さすがです。
原色CCDセンサー、有効画素数は10.2 メガピクセル。
連射速度は秒間5コマ。
対応メディア:コンパクトフラッシュカード(16GBまで使用できること確認)
シャッター速度 : 1/8000~30秒
常用ISO感度 : 100~1600
ニコンのハイアマ機らしく堅牢な作りで、初めて手にした時の感想は現行上位機種と遜色ない「塊感」でした。
使用感
まず画質以外の感想です。
上でも書いた通り、まさに「塊」マグネシュウムの冷たさと最高のシャッターフィール。美しいファインダー。
グリップも深く手に吸い付くようです。本当に写欲が掻き立てられます。
写欲が掻き立てられるというのは、カメラにとって重要な機能の一つだというのが持論です。
ダイヤルは現代ニコン上位機種の四葉ダイヤルではなくて、三つ葉です。D2と一緒。
2005年当時のカメラとしては設定の自由度も高く、基本的なことは抑えています。ダストオフデータ取得もできるので、ホットピクセルやダストなど出たときに便利ですね。設定に関しては初期設定でもバリバリ使えます。
自分は日時設定と合焦音OFF、AF補助光OFFにしただけ。
フォーカスアジャストが付いてないのが残念な気がします。
画質については原色CCDの美しい色がたのしめるので後の写真を御覧いただきたいです。
特に赤と緑が美しい・・・
注意点
本当に素晴らしいカメラなのでぜひオススメしたいのですが、やはり古い機種なので注意点があります。
CHR病
これは運が悪いと起こるみたいです。私の1代目D200にもある日突然やってきました。
どんなCFを挿入しても肩液晶にCHRの文字がでて「このカードは使用できません」と表示されてしまします。
(CHR表示が出ても、カードの問題があるので慌てず他のCFカードを試してみてください)
生涯のあいぼうに”したい”と曖昧な表現なのは、大切に使っていてもある日突然この症状が起きる可能性があるからです。
CFカード相性問題
16GBのCFカードで900枚ほど撮れますが、相性がシビアです。
手持ちのCFカード5枚のうち3枚は使えませんでした(記録はできるけど何故か撮影枚数が容量に対して極端にすくない)
私の個体はSD→CFのアダプターを使用してますが、問題なく使えるようです。
画面のくもり
残念ながらD200の持病です。
分解出来る人なら清掃でなんとかなるかも・・・
今度ブログのほうで清掃手順の記事を書いてみようと思います。
作例
作品名:D200CCDセンサー色